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ジャパニーズヒップホップグループ「RIP SLYME」のプロモーションビデオ「GALAXY」に出演!
手(影絵)パフォーマンス?で競演!!

04/06/23UP

撮影の一コマ
る6月某日、私たち「魔法の島」班と「お星さま」班でジャパニーズヒップホップグループ「RIP SLYME」のプロモーションビデオの撮影に出かけてきました。このプロモーションビデオは7月上旬に発売される新曲「GALAXY」用のもので、それに私たちのパフォーマンスを是非取り入れたい、とのこと。5月6月は学校巡回公演の真っ最中でしたが、合間を見てスケジュールを合わせ、2日間東宝のスタジオに乗り込むことになりました。

 前もってディレクター、プロデューサーが来訪し、いろいろとチェックされたのですが、劇団員は少々戸惑い気味でした。
というのも、実は私たちのパフォーマンスと申しましても「影絵」ではないのです。影で映さない「手影絵」、つまり動物を形作っている「手」そのもののパフォーマンスなのです。
影にしない「手影絵」など表現に値するのか…はっきり言って不安もありました。もちろん同時に、新たな表現方法の開拓のチャンス!…という貪欲な思いもありましたが。
でも団員の半分は「RIP SLYMEのプロモビデオに参加できる!」「スタジオロケなんて楽しみ!」等と、プレッシャーなどかけらもみせない状況…。直前のオファーではありましたが変に気負いしているよりはマシと思い、かくいう私も興味深々で撮影に出かけました。

 さて、撮影当日。東宝のスタジオで撮影開始です。セットが組まれ、照明、撮影、音響スタッフが十数人さわがしく動き回っていました。
私たち劇団員は全身ブルーのタイツに着替えます。主に手首より先を見せるパフォーマンスのため、体や腕が見えないように隠してしまいます。後に合成されて手先だけ見えるような映像になるとのことでした。
第1日目はかかし座中心でした。午前8時30分に始まり、翌日の午前2時30分終了。20時間もの撮影でした。曲の長さは4分程ということでしたから、その4分の、しかもRIP SLYMEのメンバーが登場していない部分にそれだけの時間を費やす…。映像世界のシビアな部分を垣間見た一日でした。
劇団員は常にポジティブでしたね。ディレクターの要望を110%はクリアしていたのではないでしょうか?
指先だけで様々なものを表現するパフォーマンスは世界にいくつかあるようです。かくいう私も舞台や映画で見たことがありましたから、「なんとかなる」と思ってはいましたが、自分で言うのもなんですがハイパフォーマンスでした。私だけではなく他の皆もそれなりに楽しんでいたようでした。
2日目はRIP SLYMEのメンバーもスタジオ入りして、てきぱきと撮影が進み、私たちかかし座は1日目の4分の1ほどの出番(それでも5時間)で無事撮影終了となりました。

6月下旬頃から歌番組などで紹介されると思います。新たなかかし座の魅力を感じとっていただけると幸いです。

「魔法の島」班・班責 飯田周一