第8回シュヴェービッシュ・グミュント 国際影絵劇フェスティバル

チェコ公演

 6月に招聘を受けて公演してきたのは、 チェコのリベレッツという街で行なわれる MATE?INKA フェスティバルです。就学前の子どもたちを対象とした国際人形劇フェスティバルであり、毎回子どものための良質な人形劇が集められ競い合う、チェコで唯一のユニークなフェスです。かかし座は非コンペ部門での公演でしたが、大変光栄なことにフェスティバルのファイナル・ステージを勤めて参りました。

 実は,私たちの「Hand Shadows ANIMARE」は、小さい子向けというよりもむしろ、それより上の年齢層を意識して作った作品。それが受け入れてもらえるのか戸惑いもありました。しかし、結果は大成功!

 小さな子ども達も、影絵の動物が出てくるたびにお父さんお母さんに名前を教えてもらって大喜び!大きな拍手に出演者たちは何度もステージに呼び戻され、カーテンコールの後も拍手はなかなか鳴り止みませんでした。

 ヨーロッパで初めて公演をしたときにまず驚いたのは、笑いも拍手も段違いに大きいお客様の反応でしたが、こうしたフェスティバルがあればこそ、子どものころから舞台の楽しみ方を身につけていくのでしょう。主催者のMr.Douvlavaの温かいホスピタリティも、このフェスティバルが長年続いている要因の一つだと感じました。

 観劇に来てくださった在チェコ日本大使ご夫妻にも大変喜んでいただき、素晴らしい2011年の海外公演の締めくくりとなりました。
 


       

 「Hand Shadows ANIMARE」は今年の9月9日・10日には大阪公演が予定されています。
かかし座は今後も、手影絵でことばをこえた感動を皆様にお届けして参ります!



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