UNESCO-APPAN Sympojium and Festival Puppets
バンコク(タイ)で開かれたUNESCO-APPANにかかし座が参加
バンコク市内の巨大な涅槃仏
6月5日から9日までタイのバンコクで開催されていたUNESCO-APPANのSympojium and Festival Puppetsに日本から劇団かかし座が参加しました。このAPPANというのは、アジア・パシフィック・パフォーミング・アート・ネットワークの略で、国連の組織 UNESCOの関連団体です。会の主旨は「アジア・パシフィック地区のパフォーミング・アートを再評価し、保護育成、振興に努める」というようなものです。今年はテーマが「Puppets」でした。テーマは毎回変わるようで、ダンス、マスク、などパフォーミングアートのジャンルの中から一つないし二つが指定されるようです。
この団体の日本の窓口をしておられる法政大学教授、舞踊評論家の鈴木晶氏(http://www.shosbar.com/)の推薦により劇団かかし座が参加することになりました。参加団体のほとんどは伝統的な人形や影絵だったのですが、インド、韓国、日本からはかかし座をはじめとする現代の人形影絵表現も参加していました。参加国はオーストラリア、カンボジア、カナダ、インド、日本、カザフスタン、韓国、ラオス、マレーシア、ミャンマー、タイ、ベトナム、の12カ国、他にドイツが域外から参加。会議の運営、サポートにUNESCOバンコクとUNESCOプノンペンのメンバーが多数参加していました。
かかし座からは代表の後藤圭と美術部のうえだよねの二人が参加し、手影絵と「わらべ唄12ヶ月」の一部による15分ほどの短いデモンストレーションを披露しました。かかし座の独特な影絵の美しさは会場を大いに沸かせ、好評の内に終演しました。今まで劇団かかし座は国内での活動に力を入れ、海外での公演は一切行ってきませんでしたので、この短いステージが海外での初のステージと言うことになります。
会場はバンコク市内の私立のアートセンター、パトラヴァディ・シアター。各日午前から夜まで講演、ワークショップ、デモンストレーションと様々なプログラムが組まれ、参加者一同充実した5日間をすごしました。