横浜市立都筑小学校の6年生が
影絵作りに挑戦!

2004/10


浜市都筑小学校の6年生一同が影絵劇づくりに挑戦しました。題材は教科書教材でもあり、宮沢賢治の有名な作品「やまなし」です。この「やまなし」は劇団かかし座でもビデオの作品として製作した事があり、とてもなじみの深いものです。
しかし川の底にいるカニの親子の会話が中心ですし、賢治独特の情景描写が随所に出てくる作品で、劇化や映像化はとても難しいのです。これを小学生が自分たちの力で作ろうとするのですから大変な挑戦といえるでしょう。
6年生担任の堂腰先生から相談を受けたかかし座ではさっそく協力する事にいたしました。今回の関わり方は以下の通り。
1.まず、最初は影絵の一般的なワークショップ(7月9日)の開催です。これは、生徒たちに影絵の基礎を教え、影絵に親しんでもらう事が目的です。
2.このワークショップを受けた6年生たちがいくつかのグループに分かれて、「やまなし」をそれぞれのグループで作ります。「やまなし」の競作です。
3.そして有る程度出来上がったところでそれぞれのグループが見せ合って検討するための試演会を開きます(9月30日)。ここで私(後藤)が再登場し、それぞれについてアドバイスをします。これはワークショップというよりはクリニックです。
4.そして最後に校内発表会になります。
最後の校内発表会は伺えなかったのですが、クリニックの時に拝見した小学生たちの「やまなし」はとてもユニークな工夫をしたものばかりで感心しました。影絵の仕組みと原理をよく理解して曇りのない小学生の目から見た数々の工夫は、私にとってもとても興味深いものでした。
先生方のご苦労も大変なものと思いましたが、子どもたちの持つ大きな可能性を再認識させてくれる機会でもありました。これからもこのような機会を大切にしていきたいと思います。
なお、この取り組みは地元のケーブルテレビ局(ケーブルネットつづきの森)で継続的に取材が行われ、下記のように放映されました。

ケーブルネットつづきの森 9ch つづきチャンネル
2004年 8月16日〜20日「TMTVニュース」にて
2004年10月18日〜22日「TMTVニュース」にて

●ワークショップ当日の写真と、小学校の皆さんからいただいたお手紙