この作品は、10年を越えるミスターシャドウシリーズの中で開発し培ってきたかかし座の影絵技術とクニ河内氏のユーモアあふれる音楽とでお届けする、シリーズ第三弾・シルエットミュージカルです。
美しいシルエット、手影絵やシルエットマイム、といった独特かつユニークな表現、それに加えて俳優達のダンスや歌が渾然一体となった楽しいステージとなって誕生しました。
いままで何処にもなかった、不思議で夢いっぱいの舞台を存分にお楽しみください。

第一部
ライト&シルエットショー

5人のミスターシャドウたちがくりひろげる光と影のショータイム!
懐かしい童謡にのせてのシルエットマイム「七つの子」「待ちぼうけ」など、懐かしい童謡の世界を演技者の影が直接映るシルエットマイムで楽しく表現します。
手影絵による動物たちの大行進
クニ河内さんの軽快な音楽にのって、いろいろな動物たちが手影絵で登場します。
ゴリラ、犬、オオカミ、キリン、ライオン、
ハリネズミ・・・動物たちの行進はまだまだ続きます。

みんなも手影絵に挑戦
ご来場のみなさんの出番です。
みなさんも手影絵に挑戦してみましょう。
身の回りの素材で人形作り
紙とワリバシとハンカチであっという間に影絵ワリバシ人形のできあがり。
そこから始まるお話の世界!
第二部
 シルエットミュージカル
「アリーテ姫の冒険」
(作/ダイアナ・コールス)

〈ものがたり〉
昔々、イングランドに何より宝石の好きな王様がおりました。
その一人娘がこのおはなしの主人公 “アリーテ姫”。
「女性は可愛らしく、大人しく、従順に・・・」
というお姫様教育にもかかわらず、とっても賢くて活発に育ったお姫様です。
ある時、王様はアリーテ姫を結婚させようと国中におふれを出しました。
ところがアリーテ姫には結婚する気など全くありません。
そこへ現れたのが「いつかアリーテ姫を殺してしまおう。」
と考えている悪い魔法使いボックス。
王様の宝石好きを知っていたボックスは宝石で王様に取り入り、アリーテ姫と結婚してしまいます。
しかもその結婚は「もしもボックスの出す三つの問題が解けない時は、アリーテ姫の首をはねてもいい」という約束つきだったのです!
アリーテ姫は、仲良しのワイゼルおばあさんのところへ相談に行きました。
実はこのワイゼルさんも魔法使い。アリーテ姫に、3つだけ願い事をかなえてくれるという魔法の指輪をくれました。


結婚式がすみ、アリーテ姫が連れて行かれたのは、ボックスの住む古いお城。
アリーテ姫はこの城の、ネズミがいっぱいの汚い地下室に閉じ込められてしまいました。
アリーテ姫はどうやってこの危機を乗り越えていくのでしょう。

そして、彼女が本当にやりたかったこととは…?


スタッフ
構成
シャドウ班一同
演出・台本
後藤 圭
音楽
クニ 河内
振り付け
花輪 充
影絵美術
小田 純治
舞台美術
齊藤 浩樹
音響
宮沢 正光(ふおるく)
制作
後藤 圭
所要時間
仕込
3時間
上演
1時間15分(休憩なし)
撤収
1時間30分
会場条件
間口 9M
奥行き 9M
高さ 3M
電源 6Kw