かかし座の新作「Wonder Shadow」二日間の公演が無事に幕を閉じました。
本当にありがたいことに、全公演チケット完売!
たくさんのお客様にご来場いただくことができ、
大きな拍手と笑顔でお帰りになる姿に、嬉しい気持ちでいっぱいの公演となりました。
構想から1年以上、そして本格的な稽古が始まって2ヶ月程、
まさに光と影の実験室と化したかかし座の稽古場では、連日新しい表現や、
影絵の魅力を再発見するための努力が続けられました。
頂いたアンケートに目を通すと、
「光と影という身近なもので、こんなことができるなんてびっくりした」
「影絵でどんなふうに遊べるかが分かって、自分でもやってみたくなった」
「子どものために来たはずが、大人の方が惹き込まれてしまったかも」
等々、嬉しい反応が!
まだまだ生まれたばかりのこの作品を、もっとたくさんの人達に楽しんでいただけるように、
大事に育てていきたいと思っています。
ご来場くださったお客様、そしてこの作品に関わってくださった全ての方に、心より御礼申し上げます。
-当日パンフレットより、皆様へのメッセージ-
子ども達のために、今までにない作品を…かかし座が今まで培ってきた技術を更に発展させ、遊び心もふんだんに盛り込み、新しい表現にも挑戦する、
そんな作品を作りたい。
この度、各分野で活躍するスタッフ陣を迎え、
その思いを実現することができました。
影に驚き、魅了され、共に楽しむ、
それがこの作品「Wonder Shadow」です。
影絵は、そのシンプルさ故に観客の想像力を喚起させる、根源的な力をもっています。
そこに光と影があるだけで、子ども達は(そして実は大人達も)、
それぞれの思いを影に託し、自由で豊かなイメージを創りだすことができます。
この魅力を、舞台芸術を通してぜひ多くの子ども達に感じてもらいたい。
「Wonder Shadow」の後半は雨がストーリーの鍵となります。
この作品が、子ども達の心の中にある夢の種を、大きく育てる雨のような存在になるよう、努力を続けたいと思います。