みんなが知っているお話も、かかし座の影絵でワクワク・ドキドキ・大笑い!!
(かかし座『三枚のおふだ』リーフレットより)
え、大笑い??
そう思われた方も多いと思います。
確かに『三枚のおふだ』と言えば、山姥が出てきて、しかも包丁を持って追いかけてくる。真っ先に思い浮かぶのはそんな怖〜いイメージではないでしょうか。

まずは簡単な、あらすじを!
むかしむかし、あるところの山寺に和尚さまと小僧さんが住んでいました。
ある日のこと、和尚さまのお使いで小僧さんは山へ栗拾いと花摘みに出かけます。
夢中で栗拾いをしていると、日が暮れてしまい、迷子になった小僧さんは山奥に一軒の家を見つけます。
小僧さんは、そこに住んでいる優しいお婆さんに一晩の宿をお願いし泊めてもらいました。
実はこの家のお婆さんは・・・そう、山姥だったのです。
食べられそうになる小僧さんは、便所の神様や和尚さんからもらった三枚のおふだの力を借りて、何とか和尚さまの待つ山寺へ逃げ帰ってきます。
この後、山寺へ到着した山姥は和尚さまとの化け比べ!!
さぁ、和尚さまの作戦とは?!
さてさて、この後どうなるのでしょうか?

コミカルな山姥と和尚さまの化け比べ!
山姥が出てくるので子供達が怖がるかと心配される方もいらっしゃいますが大丈夫!   かかし座の山姥は、とってもコミカル! 歌って、踊って、笑わせる、こんな山姥は見た事ない!!
山姥がいろんな動物(なんと恐竜も)に化ける場面も、手影絵を使って面白く表現します。
また、山姥の持つ小道具も必見です(笑)

狂言の舞台と大スクリーン
そして何と言っても、このお芝居で使用しているスクリーンは、横3m60cm 縦2m70cmと、とっても大きいんです!
ですから体育館の後方で鑑賞する子供達も床に座って十分に楽しめます。
その大きいスクリーンの中で繰り返される、逃げる小僧さんが切羽詰まって投げるおふだと追いかける山姥との場面は、迫力ある美しい影絵を背景にして、生身の役者と影絵人形がコミカルに繰り広げる、まるで壮大な鬼ごっこ!
これ以上ないダイナミックでファンタスティックな世界に、子供達はお腹をかかえて笑ったりハラハラしたり夢中になることでしょう。

『手影絵パフォーマンス&体験ワークショップ』
また、お芝居の前には『手影絵パフォーマンス&体験ワークショップ』がついています。     音楽に合わせて、手影絵の動物達が次々とスクリーンに登場する『手影絵パフォーマンス』
そして、そのパフォーマンスに出てきた手影絵を実際に作ってみる『体験ワークショップ』 さらに影絵十字人形の仕組みを覚えてもらい、体験もしてもらいます。
見るだけでなく実際に体験する事で影絵のおもしろさ・不思議さ、想像することの楽しさを子供達にお届けしています。

今までにない『三枚のおふだ』と『手影絵パフォーマンス&体験ワークショップ』を是非、子供達と一緒にご覧下さい。

[文章:西垣 勝]